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今から40年以上も前のことです。青森県弘前市にある下湯口という小さな部落で生まれ育った7人の若者が岩木山の裾野に広がる原野へと向かいました。
りんご農家の2代目という同じ境遇を持つ若者たちの夢は「日本一のりんごを作ること」でした。この夢が7人の心をひとつにし、ふるさとの山へと導いたのです。
当時、7人の若者たちは20代前半で、農業に対し若者ならではの大きな夢と希望を抱いていました。しかし、その一方で、「日本一のりんご作り」という夢を実現することがいかに困難なことであるか十分に理解していました。だからこそ若者たちは、7人から成る自らのグループを「虹の会」と名付けたのです。
雨上がりの空に弧を描く七色の光。その美しさにどれほど恋い焦がれても決して手にすることはできない。しかし、空を彩る虹に向かって歩み続けることはできる。“日本一のりんごという夢は虹を求めて歩む姿そのものではないか”。「虹の会」が誕生したその日、7人の若者たちはそれぞれの胸に抱く情熱を束ねるような思いで、理想に向かって歩み始めたのです。
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